それまではどうぞ、 ご自由に散策して頂いて 構いません。 よろしいですか?」 そう言って丁寧に 手をさしのべて来る。 こちらを まっすぐと見据えるその瞳は、 まるで光の様に金色で、 ついうっかり見入ってしまった。 「…? 女王様?」 「あ、あぁ! エスコートだったわね! こんな私で良ければどうぞ?