気をつけていってらっしゃいませ」 再び馬車に乗り込み、 運転手に目的地を伝える。 きちんとお金は持った。 忘れ物もないし、大丈夫そうね。 懐中時計を開き、 時間にまだ余裕が有ることを 確認する。 馬車で仮眠を取り、 目的地まで体を休める。 「…!すみません、お客様?」 はっ! 「お客様、目的地ですよ!」