「藤野先生っ」


「ああ、斉木か。」


私は高校3年の斉木 璃子。


取り敢えず学力は学年で上位にはいるようにしてて、学級委員をしている。


それは殆ど、この藤野先生のためなのだけど。


「どうした?」


「へ、えと…あ、日誌です。」



「ああ。いつもサンキューな。」


そう言って頭を撫でてくれる藤野 和志先生は


私の好きな人。


私が知ってる限りの情報は、23歳独身で付き合ってる人はいない。

1人暮らしで、犬より猫派なんだとか。

担当教科は数学。


だから、私は1番数学が得意。…になるように努力してる。