少女たちの恋心




「かれん、何か食べたいものあるか?」



「買ってくれるの?」


「おう。」



本当は、今日は風邪気味で酸素マスクがないと苦しい。



「かき氷っ!」



心配をかけないようになるべく元気に振舞って、達也と笑う。



こうやって、達也と話すのも


…今日が最後の気がするから。