少女たちの恋心



「アイスクリーム食べよう?」



「えー?しょうがねぇな。
いくか。」



「うん!」


彼は私を飽きれたような顔で、でも愛おしそうな顔で見てくれていた。


その事を分かっているから、私は調子に乗って



少し、意地悪をしたんだ。



「あそこのアイスクリーム屋さんまで競争ね?」



「はー?」