そして、朝をむかえた。


いつも通りの朝。

でも、あなた、なんか違っていた。

「おはよう。りゅうじ。」

返事がない。

「りゅうじ?」

すると、とんでもないこたえがかえってきた。

「ァあ?誰だよおめぇ。一回寝たくらいで調子のってンじゃねぇぞ。」

え?

だって私達、結ばれたのに。

1年間の交際を経て、

そしてやっと、昨日、


ひとつになったのに。


なんで?


考えているうちに、

りゅうじは、どこかへ、行ってしまった。


もうにどと帰ってこない気がした。