極道に愛された、氷と炎の女の物語。(仮)






「いかないで…。今日、そばにいてもらえないかな…」










驚いた顔をして振り返る。




「え、?何って言った?」




「寂しいの。一緒にいてくれない?」



そう言うと、


目を逸らして

「今日だけだぞ…。」




そう言った。








同じ布団に入って寝る。
吉原では、特別ではなかった。


けど、剛が隣に寝るのは特別なのかもしれない。



だって、




一瞬で鼓動が速くなって、暖かくなったんだから。






寂しさが薄れていった…。