「大丈夫だ。それより、どうした?」 私の座ってるところまで来て座った剛。 「今日はありがと。あのね、聞きたかったんだけど…なんで、私を買ってくれたの?なんで私を自由にしてくれたの?」 それが聞きたかった。 わたしが、吉原で唯一の心の支えとして胸に閉ざしていた願い。 それを剛は叶えてくれた。 とても感謝してる。 でも、私と剛はその時、会ったのは2回目だったはず。 なのに、2回しか会ったことない相手を6億も出して開放してくれる意味が分からない。