極道に愛された、氷と炎の女の物語。(仮)



口悪!口悪いよこの女の人!怖い。


でも、なんで剛って分かるの?

首を傾げていると。
「そのお弁当、前に社長が持ってたのよ。』


なるほど。と一人で頷いていると。

『あなた、社長のことを狙ってるの?多いのよね、彼女ヅラして持ってくる女。』

え…?
多いんだ。あたりまえだよね。
剛ってモテるもん。かっこいいもん。

一人で落ち込む。

『で?どうなの?あんた、社長の何?』


何って答えるのがベスト?

妻です!
嫁です! はずかしいな。

彼女です! 嘘ではないけど。

召使です! ちょっと違うな。

妹です! 違うな。


ここは、勇気を出して。

「えっと、大森剛の嫁で大森琴葉です。」