極道に愛された、氷と炎の女の物語。(仮)







「琴葉!よく頑張ったな。」



ん?琴葉?



まだ、苦しんでる琴葉。



「二人目よ!双子よ!」



踏ん張る琴葉。




荒い息。食いしばってる歯。





「琴葉!頑張れ!」




また、絶叫する琴葉。



何もしれやれない俺がもどかしい。





「らすとだよー!…切りまーす!ハサミ持ってきて!」





はぃ!?はさみ!?何に使うんだ??




ハサミ、そのまんまのはさみで切る…




バチンッ




嫌な音がする。



「ふぇ…ふぇ…えええええぇぇん」





「おめでとうございます。男の子です。」





「琴葉。男と女の双子だ。ありがとな。ほんとにありがとぉ…」




涙が出てくる。感動しちまった…