極道に愛された、氷と炎の女の物語。(仮)






数分後。




「剛!?」




廊下の先から走ってくるのは大分…やつれたお袋。





俺に抱きついて泣くお袋。





いつもなら、突き放すが…予想以上に体が小さくて震えていたからやめた。






「……っ、良かったあ。ほんとに良かった。」





俺を抱きしめて言う。



どうすればいいか分からなかったが、腕を回してそっと抱きしめてやった。













まて、



「俺、どんくらい眠ってた?」





俺が言うと。お袋はなぜか起こった顔をして



「1ヶ月半よ!もう、死ぬかと思ったんだから!」





俺の完治していない腕をバシバシ叩く。