極道に愛された、氷と炎の女の物語。(仮)






激痛で意識を取り戻す。



「いああああああー!いったぁー!!!」




裂けちゃう!痛い!





もう、周りにいる人全員に怒鳴り散らす。





理不尽だけど、





「馬鹿野朗!阿呆!」




そんな私の暴言も看護婦さんたちは笑って受け流す。





さっすが!なれてる!





乱れている息を直しながら次の痛みを待つ。






励ましてくれる人はいる。



けど、側にいて支えてくれる人は?



まだ、眠ってるの?



早く起きてよ。



私、頑張るから。



この子を抱き上げてあげて。