ガラッ…
お見舞いに来たらしい千夏さん。
「…っ?…琴葉ちゃん!?」
すごく動揺してる。
「破水したみたいです……。」
「ええええー!琴葉ちゃん!だいじょうぶ!?ちょっと待ってね!」
千夏さんは車いすをとってきてくれた。
運良く同じ階だった産婦人科まで急ぐ。
助産師さんを呼ぶと
分娩室の前のベンチに座らされた。
助産師さんが「足を広げてください。」
え?何それそんなの無理だよ!
とか思いながら、ちゃっかり開いちゃってる。
検診とかでさんざん秘部を見られたから、もうどうでもいい!
足を開いてたほうが楽ー!開いてなかったら苦しいからね。
「まだですねぇ。あと1時間待っててくださいね。」
むりむり!1時間もこの痛みと格闘するなんて!

