極道に愛された、氷と炎の女の物語。(仮)







剛がもって1ヶ月と言われた日から今日で1ヶ月。





「ねぇ。赤ちゃんの顔。見たいでしょ?そろそろ起きてよ。





私痛いの嫌いだから泣いちゃうかもしれない。




だから、産むとき横で手を握っててよ。」







毎日語りかける。
ほぼ赤ちゃんのことだけど、

たまにぐるぐる動くんだよ。とか

元気な子でねたくさん蹴るの。とか


毎日、今まで報告したかったことを言う。



この子も待ってるんだよ?

私も待ってる。



だから、そろそろ起きないと。









「…痛っ…!」


激痛が私を襲う。



椅子に座っているのがキツくてソファに倒れ込む。