極道に愛された、氷と炎の女の物語。(仮)






側においてあった洗面器を取り、吐く。





何も出てこないけど吐く。




ずっと気持ち悪くて、ベッドに寝てても気持ち悪くて眠れなかった。







千夏さんが背中をさすってくれてるけど、吐き気が止まない。




頭痛もしてきた。




目の前が暗くなる。






最後に覚えてるのは驚いている千夏さんの顔と「琴葉ちゃん!」と叫ぶ声だった。