極道に愛された、氷と炎の女の物語。(仮)











何個かの検査をして





「おめでとうございます。妊娠2ヶ月です。」




渡された母子手帳にはエコー写真が挟んであって、まだ豆粒みたいに小さかった。




「相手の方はおられますか?」




「…いいえ。」




剛は、今はいない。


「そうですか。次の検診は1ヶ月後です。また、来てくださいね。一緒に頑張りましょう。」





エコー写真に映る豆粒ちゃん。




私のお腹に命がある。



そう思うととても嬉しかった。