再び目を開けると、寝室に寝かされていた。
重たい頭を持ち上げて部屋を出る。
「琴葉ちゃん起きた!良かったぁ〜」
洗い物をしていた千夏さんが抱きついてきた。
「ねぇ、琴葉ちゃん。病院に行きましょう?」
心配そうな顔をする千夏さんには「はい」と言うしか出来なかった。
マンションを出たらリムジンが目の前に止まっていた。
「病院まで」
千夏さんが言うと
「千夏さんか姐さんどこか体調悪いんすか!?」
運転手が心配そうに聞く。
「琴葉ちゃんがちょっとね。」
すると、大丈夫ですか!?って聞いてくる。
私はみんなに支えられてる。
心配かけてばかり。

