いつか、いつかあの頃の優しいお父さんが迎えに来てくれる。 現実逃避をし続け、私の中の父の画像に少し修正をかけ、記憶にも修正をかける。そうじゃないとやっていけない。 「ごめんね。」 「迎えに来たよ。」 と言って、私に手を差し出してくれる。 そして、二人でまた文房具店を開いて、頑張る。 そんな夢がまだあった…。 そんな希望があったんだ…。