サヨナラくそ正義―HERO―

「今のは僕の能力です。良いですか狭間さん。僕は誰が誰を傷つけて殺そうが何とも思いません。けど、敵討ちだ何だろうが、人殺しを正義と言わないで下さい。虫酸が走ります」

怯える狭間さんを上から見つめる。
僕の目は社員曰く死んでいるらしい。
僕達のやり取りにコーヒーを飲んでいた社長が甲高い声を上げながら笑い始めた。
子供の様に(いや子供だ)両足をバタバタとソファーの上で騒いでいる。

「いやぁ、すまないね狭間さん。お前も依頼主に能力使うな馬鹿者。でもさっき言ったでしょ、影野って奴は"くそ正義"だから気を付けてって」