総長に恋したお嬢様

「…なあ、なんであの本屋にそこまでこだわる?
穴場だからって理由だけじゃないだろ?」

車が発進してしばらく経つと憐斗君が口を開いた。

確かに…それだけじゃないんだよね。

「うん…まあ…」

私は少し俯いて話した。

「…恥ずかしいことかもしれないけど…
あの本屋に行ったらお兄ちゃんに会える気がするの」

「え?」

憐斗君が私を見る。