総長に恋したお嬢様

するとまた少しだけ表情を緩めて

「そうだな」

私は微笑み返すとまた本に目を落とす。

…そういえばさっきから真君も本読んでるな…。

「真君、何読んでるの?」

思い切って聞いてみると、案外普通に答えてくれた。

「ああ、小説。外国のな。
まあもちろん日本語で読んでるけど。
外国のやつのほうが好きなんだよ」

「そうなの?私も結構外国の本読むよ。
これもそうなの。ファンタジーなんだけど、知ってる?」

そう言って真君に表紙を見せる。

「へえ…ファンタジーか。今度読んでみる」