総長に恋したお嬢様

「…女嫌い…直そうとしないのか?」

しばらく本を読んでいると話しかけられた。

顔を上げて真君の方を見る。

「だって、そんなに簡単に直せるものじゃないでしょ?
今こうやって一緒の部屋にいるのも落ち着かないと思うし、
ちょっとずつでいいんじゃないかなって思うから」

すると真君の表情が少しだけ、ほんとに少しだけ緩んだような気がした。

「…そうか。あんたは…他の女と違うんだな。
みんな俺の女嫌い直そうとして急にすごい触ってきたりとかして
余計に女嫌いになってたから」

私は彼に笑顔をみせた。

「大丈夫だから。絶対いつか直るよ。
実際こうして話せてるのも大きな進歩だと思わない?」