総長に恋したお嬢様

でもやっぱり止まらなくて。

私は顔を手で覆うと目をぎゅっと抑えた。

しばらくしてやっと止まった涙。

「ごめんなさい…」

「いいよ、玲ちゃん。
はあ…。で、憐斗。なんで玲ちゃんがここにいるの?」

「偶然あの本屋の前で会った。
で、あいつらに見つかったからやばいと思って連れてきた」

すると頭を抱える葵君。

「マジかよぉ…。玲ちゃん、なんであんなところに?
お嬢様が来る場所じゃないよ」