総長に恋したお嬢様

私はそう思って車に乗り込んだ。

「…ひっ!」

前を向くと顔に深い傷があるこわ〜い顔のお兄さん。

「忠(ただし)、出せ」

うわあ!命令してる!

「はい」

ちゃんと返事してる!

っていうか…

「あの…あなたのお名前は…」

そういえば聞いてなかった…。

「…憐斗。碓氷憐斗(うすいれんと)」

憐斗さん、か。