総長に恋したお嬢様

美紅ちゃんはそんな私をギロッと睨む。

私は慌てて咳払いをしていつもの表情に戻った。

「お取込み中悪いけど、俺そろそろ行く。
葵、あの件、頼んだな」

「ああ、任せとけ!」

憐斗君はじゃあな、と言って去っていった。

「あ、待って〜!私も帰る!
…じゃあね、玲ちゃん」

なんだか黒〜い笑顔を見せて、美紅ちゃんは帰って行った。