総長に恋したお嬢様

目線を上げると鋭い目つきの彼。

少し怒ったような表情を見て思わず頬が引きつる。

「…こんなところで何してんだ?ここはお前の来る場所じゃない。前にも言ったよな?それに今日は走ってきたのか?車はどうし…」

彼は途中で言葉を区切った。

どうしたんだろうと思って彼を見ると

じっとどこかを見ている。

私がその方向を見ようとすると

「見るなっ」

と言って手を私の目元に押し付けた。