総長に恋したお嬢様

そして金曜日。

美樹の反対を押し切っていつも通り本屋に向かった。

今日は運転手さんはなし。

先週はあの後パーティーがあったから車だったんだけど、

いつもは一軒家も本屋さんも学校から歩いていける距離だからできるだけ速く走って行く。

…前みたいにナンパにあったらやだしね。

すると突然グッと腕を掴まれた。

はっとして振り向くと前に助けてくれた

あのイケメンさんだった。