「きいろさん~あおさん~あかさん~」 腕のなかから聞こえてきた、謎のうた。 黄色、青、赤? なんだ? 「ふー、黄色、青、赤って…なんだ?」 「へ!?」 「くっ」 「爽笑ったでしょー!」 「わりぃわりぃ、んでなんだ?」 「お花さんの色だよ~」 あぁ、花か。 好きなんだったらかってかえるか。