ゆっくり頭を上げると少しビックリした顔の男が立っていた。


私は男の人も苦手だ。
なんてったってあのアリナを跳ねたのも男だから。



『ピアノ…上手いじゃん。
コンクールとかでないの⁇』

男はビックリした顔から爽やかな顔に変わっていた。








『コンクールとかでないタイプなの。』