どんきゃんすとっぷ

暗い空の下を並んで歩く。外灯が足元に作る二つの影は影を作る私達本体に至極忠実だ。この沈黙をどうしたらいいのか、私の影も悩んでる。
『....颯。』
「ん?」
『....どうしたの。最近らしくない。』
「分かってる。悪ぃな。」
『ん。なんかあったら言いなね。颯なんか嫌いだけど、長年の付き合いだし、ほっとけないのもほんと。』
ふいに颯の足が止まった。何歩か先に進んだ足をとめて振り返る。