肌寒さの残る4月。なんとか
無事に進級した私は華のJK2である。
成績は J(ジェット)K(コースター)のごとく
上がったり下がったりである。黙
二年生だってさ、二年生!

『おはー』
そんな言葉とともにどんっと背中を押され...
「うぎぇっ」
まぁ、そうなるよね、前につんのめった。
「いった...おいこら颯! 」
『ん?どした?』無駄にきらっとした笑みを投げられる。無駄にね。←重要
「どした?じゃないよねー?うん?」
私は彼より無駄じゃない黒々とした笑みを返す。
『そこに凪咲がいたから普通にふっつーに挨拶しただけじゃん。血圧あがるぞ。』
「...。」
彼は私が女子高生である事を忘却の彼方に置いているのだろうか。
「力の加減ってもんがあるでしょーよ!」
不満を漏らす私にやつは
『加減なんてしてたらそうそうゴリラにはなれねぇよ?』
「なろうとしてねぇよ?」
なにこいつ! 超失礼! 失礼の極み!