あゝ学校行きたくない。気持ちとは裏腹に
ちゃんと学校への道のりを歩く私、えらい!
会いたくないってのもあるけどさ、あいつのせいで休むとかすごい悔しい...そんな単純さが今の私を動かす。でもさ、やっぱり、
教室行きたくねぇぇぇ。はぁぁ。
『おはよう凪咲。』
「おはよー...って!!」
でた出やがった!!
「なんでいるのかな...!!あぁもう...!!」
急いで教室に行こうとすると余裕たっぷりの笑顔と共に長い腕と足が下駄箱をとらえて私の行く手を阻む。
「な...邪魔!どいて!」
『ご主人様にそんな口の聞き方?』
「は...」
私が呆気にとられているのをいいことに奴は続ける。