どんきゃんすとっぷ

「ちょ、離れ――」
『俺すごい傷ついた。責任とれよ。』
人のはなしを遮るなーーー!
「責任?!なにそれ!私を本音を言っ....あ....」
やっちまった....!
『本音だったんだあれ。ひどい事言う。』
「や、あの....ごめん....」
『ま、外れてないけど。』
やっぱりな!
『ただ、1つ訂正。』
「訂正....?」
そのまま言葉が続くと思ったのに。
いきなり奴は私に影をおとした。
正直なにが起こってるのか分からなくて
目をパチパチさせていた。
でも触れていただけだったキスはどんどん
激しくなって頭の中は真っ白。苦しい。
「ん....ゃめ....んんっ」
目の前の体をどんどん叩くも離れる気配はない。
それどころか奴は更にエスカレートする。
息もろくに吸えなくて、体が熱くて。
心臓は早く動いて。足はがくがくする。
滅多に泣かない私の頬を生理的な涙が伝う。