宇宙で1番好きな人


来た。放課後。



まずは真白の思いを聞くことが最初だよな。




『真白。


真白はあいつとより戻したいか?』



「(mashiro)別に。私はもうあの人となんか話したくもない。

顔も見たくない。」




そりゃそうだよな。






土下座して謝らせれば真白の気が済むって訳じゃないしなぁ。







『あいつの電話番号教えてくれないか』





「(mashiro)冬樹、何するつもり?」




『それには答えられない。』




「(mashiro)いいよ、冬樹!もういいよ。私は大丈夫だよ、ね?


だから危ないことはしないで!

お願いだから…!」




『ごめん、その願いには答えられない。


大丈夫だって!心配すんな。』





納得したのか、真白は俺にあいつの連絡先を教えてくれた。







どうすっかなぁ。



真白にはカッコつけたけど方法とか全然思いつかないし。









はぁ、しょうがないか。


こうなったら当たって砕けろだな。














数日後。



俺は上原翔也を呼び出した。





今日の6時。

公園で待ち合わせ。




相手も事情があって浮気したのかもしれないし、いきなり殴りかかるのもガラじゃない。













5時55分。俺は待ち合わせ場所へと行く








6時7分。


おせぇな。




あ あいつかな。





『上原翔也…か?』


「(shoya)うん、そうだよ。

もしかして僕に電話をくれたのは君かな?」




うわっ予想以上にイケメンだな…





『ああ。その通り。

真白の件で話があって来てもらった。』



「(shoya)真白…?


あぁ、真白の彼氏?」



何だこいつ。




『違う。真白の幼馴染の小西冬樹だ。』




まずは質問した方がいいよな。





『真白とは遊びのつもりだったのか』





ん?こいつ、目逸らしたぞ。



ただ別れただけじゃないらしいな。




「(shoya)…そっそうだよ遊びのつもりだったんだ。
僕が真白になんか惚れるわけないだろう?」



嘘っぽい。




『本当のこと言ってほしい。』









「(shoya)…僕が真白と会ったのは1年前だった




桜の木の下で僕が居眠りをしていると、風邪を引きますよ

そう言って真白が着ていた上着を僕にかけてくれたんだ。



その時から彼女のことが忘れられなくて、探していたんだ。


そしたら偶然 町で真白に会って勢いで告白したんだ。


それで僕らは付き合った。

真白との充実した日々、真白の笑顔。



何もかもがキラキラしてて、
楽しかった。


メールするたび真白のことどんどん分かっていって、増えてく真白の全てが嬉しかった。


そんなある日のこと、僕が真白の学校まで迎えに行くと、僕の学校の生徒が真白を囲んでた。


よく見ると僕が今まで告白を断ってきた人たちだった。


もう上原くんに近づかないでよ!

あんたなんか上原くんに似合わないんだから!

早く別れなさいよ!


そう言われながら真白は何も言わないでただうつむいてた。


僕が駆け寄ろうとした時、

その中の人が真白を殴った。




何してんだよ!



僕が行ったときにはもう真白の頬に傷ができてた。


僕のせいだ。


僕が真白を傷つけた。


もうあんな思いはさせたくない。


そう思ったから僕は真白と待ち合わせの場所で他の女とキスをして、

真白と別れた。

真白が泣いて帰ったのも知ってる。


僕が真白を傷つけて泣かせた。」



『…なよ
ふざけんじゃねぇよ!


何が傷つけたくないだよそんなのただのきれいごとじゃねぇか!


真白がお前と別れてどう思ったとか考えたことねぇのか!

真白の思い、聞いてやらないのかよ!』






「(shoya)もういいんだ。

僕は真白の隣にいる資格はない。」


『資格がどうじゃないんだよ!



真白はお前のこと本気で好きだったんだぞ!!!

お前は受け止めないのか?

怖がるのか?


真白が傷ついてお前のせいだって言われるのが嫌なのか?

真白の気持ち、聞いてやれよ!

真白だってそれを望んでる!!!』



「(shoya)…冬樹くん…



僕は真白の隣にいてもいいのかな…」






何言ってんだこいつ




『むしろ、いてもらわないと困る。


今から真白の家に連れてくから。

ちゃんと話せよ。』