宇宙で1番好きな人

ハァハァ。



全力で走って真白の家に向かう。




時計を見るともう9時だ。




真白、寝てるかな。寝てねぇよな。



<ピーンポーン>



真白が出てきた。


目が赤い。まさか泣いたのか?



『真白、どうしたんだよ泣いたのか?』




「ううん、泣いたんだけど、翔也とより戻したの。それが嬉しくて。」



そっか…よかった。





『そうなんだ。よかったな!』





「冬樹、ありがとう!

翔也が冬樹のおかげだって言ってたよ。

本当にありがとう!」



そう言って真白は俺に抱きついてきた。




おい、俺一応男なんすけど。




『よかったな』





「あ、そういえば冬樹。


どうしたの?こんな夜に息切らして」

こいつ、鈍すぎ。



お前の心配してきたんだっつーの




『何でもねーよ』




「えー嘘ぉ」





今聞くべきかな。小町のこと。





『なぁ、真白』




「なに?」





『小町と喧嘩したんだからちゃんと仲直りしてくるんだぞ。』






「それは嫌。」




は?



『何でだよ』





「アキと喧嘩した理由はね、翔也とキスしてた女ってアキのことなの。」





…え…?
何で上原と小町…?






『は…?何それ意味わかんない

何で小町と上原がキスしなきゃいけないんだよ』





「アキはお金あげるからキスしてって翔也に言われたみたいだよ。」




何だよそれ…






『小町と上原って何か関係あるのか?』





「それがね…


翔也とアキっていとこなんだって。」








上原と小町がいとこ?






『それホント?』






「多分…ね。」




ってことは小町と上原がいとこ同士で…



キスしてたってことかよ…

マジか…




あー!最悪。


俺以外の男とキスなんかしてんじゃねぇよ!




しかもよりによって上原とかありえねぇ






『ごめん、俺もう帰る。』






「ショックだよね。おやすみなさい。」






ホントなのかどうかなんて確かめる勇気すらない。





あーあ。



俺のものにならなくてもいいとか言っときながら嫉妬かよ…



だっせぇ…。






小町…好きだよ…





『学校、どういう顔で会えばいいのかな…』






『ただいま』





「(natsuki)おかえり。


真白ちゃんの家で何してきたんだ?」




兄貴全員集合かよ。




『別に』






「(shuki)あっ!冬樹、首にキスマーク」


『は?』



キスマークとか別にキスしてねーし






「(natsuki))なーんだよ面白くない。



いいことしてきたのかと思ったのにぃ」


おい。夏兄。何だそれ。



『してきたとしても教えねぇよ』




「(natsuki)えー、何それケチー」





『俺の金盗んだ春兄には1番言われたくないね』






「えっバレてたの!」




バレバレだっつーの




『倍に返してもらったから。』


返してもらったっていうか盗んだんだな



「マジすか!気づかなかった!」




はんっマヌケだなぁ。




『なぁ、飯は?』






「今日は出前取った。」


おっ秋兄ナイス。




『先に風呂はいってくる』





考え事をしながら脱衣所に行く。



学校行きたくねぇな。





小町から返信来てるかな。





そう思いながら湯船にはいって携帯をいじる。




お、来てる。



<本当にごめんね。ありがとう。



私が翔くんとあんなことしなかったら…


真白ちゃんから聞いたかな?



私が上原翔也とキスしたから怒ったんだよね。

翔くんもそれが狙いだったみたい。


私がお金なんかにつられなかったら真白ちゃんは傷つかなかった。


本当にごめん。


真白ちゃんにそう伝えてくれないかな。


私は会わせる顔がないから…。>


本当だったんだな。


でもこれは誰が悪いとか
そんなんじゃなくて
お互いがお互いを思ってやったことなんだよな…。




「(haruki)おい!冬樹!まだかよおせーぞ!
俺も風呂はいりたいんだけど!」





『まだ3分も経ってねぇよ!』





ったく、しょうがねぇな出るか。



学校どうすっかなぁー。



とりあえず、真白に小町のメール転送するか。



あぁ、眠い。



今日は眠れるといいんだけどな。










寝れない。





どうしても小町と上原のことが気になってしょうがない。





俺空回りばっかだなー…