ルービックキューブ

ー龍崎邸前ー
「ついたね。バイバイ。明日先生をてきとーにごまかしておくから。」
「ありがと。そして、おやすみ。」
ガチャー
「ただいま」
「おかえりなさいませ、美咲様」
「あ、九条さん。ご飯いらない。もう寝るから」
「かしこまりました。おやすみなさいませ。」
九条さんはうちのお手伝いさん。私が小一の時からの長い付き合いなの。
「美咲ー‼︎」
「わっ!恵美、危ないでしょ」
「今日、どこにいたの?心配したんだからね!」
「ごめんごめん」
「もー!」
「あ、恵美。当分学校に行かないから。おやすみ。」
「…」

美咲が学校に行かなくなり二週間がたったある日のこと。学校にお知らせが来たー