彼は焼き鳥にかぶりついた
本来なら別のもっと素晴らしい人に食べられるはずだったのに...
彼は焼き鳥に夢中だった
それ故背後から近づいてくる影に気がつかなかった
気づいたときにはもう遅い
彼は当て身を食らわせられた
意識が途切れる前、彼は確かに見た
腕が何倍にも膨れ上がった店主の姿を...
その後気がつけば彼は暗い独房にいた
彼は後悔した

ー焼き鳥なんて食わなければ良かったと




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