「タケルくん」


『んぁ? あ!奈々ちゃん!』


「クスクス、名前覚えてくれたの?」


『そりゃーね!』


「何してるの?」


『あぁ、ジュース買いにパシり中』


「あたしもだから一緒に行っていい?」


『おっ?いいよ』







ガシャン  ガシャン



「クスクス、そんなに?」


『おー、俺とカオリと ユウスケとトモミの分』


「タケルくんのはどれ?
このコーヒー?」


『俺はコーラ命。レモンティーがカオリで〜 あとの2人がコーヒー』



「ふーん。タケルくんってカオリちゃんと付き合ってるの?」



『ぶはは!おもしれー!



「えっ?違うの?」


『まさか、アイツと?
ぶはははは〜!』



「そうなんだー。
いつも一緒だから付き合ってるんだと思ってた」


『うひょーやべーっ!そーゆー感じで見られてんのー?』


「じゃぁ、今度遊ぼうよ」

『マジ!?』


「うん。映画見に行かない?」


『行く!』


「じゃぁまた決めたら声掛けるね」