「おーい!遅刻するで??」
家から学校まではチャリで15分かかる。
ショートホームルームが始まるまで
後20分…。
真希は朝飯たべなきゃだめなタイプだし
みる限り髪は寝癖でぼさぼさ
なのに…

「いーつーまーでーねーてーんーのー」

身体を揺さぶっても起きない…

こういうときは…
「こちょこちょこちょー!!!」
「うひゃ!ちょちょちょやめて!」

普通の人は寝てるとききかんのに
真希はきくんよなー

「いつまで寝てんねん!
遅刻するでー?」
「え!?嘘!今何時!!!!!」

時計をみると真希は
急いで準備を始めた。

パンを食べながら
メイクポーチをだし広げた
「髪は俺がするから化粧しな?」
「ありがとー!」

真希の髪を整えるのは
昔からやってるからなれてる。

「「いってきまーす!」」

「真希はよ後ろのってーや?」
「ごめん!ありがとー」

「のった?」
「うん!」
「とばせるから気ーつけてや?」
真希はいつも背中をつかまる
だけど今日は、とばせてるからか
お腹にまで手を伸ばしていた。

あー…どきどきするわあ