「~~ッ!?」
「見ない顔だけん。…引っ越してきちょ?」
首をかしげながら私をまじまじと見ている少年は…
私と同い年くらいのように見える。
田舎とは不釣り合いの金髪が、太陽に反射してキラキラしてて…
私はついつい、目を細める。
すると金髪くんは、じりじりと私に詰め寄ってくる。
それはもう、鼻と鼻がふれてしまいそうなほど!
「かっ顔!顔、近いっ」
ばっと顔をそらす。
自分でも顔が赤いのがわかった。
だって、あんな至近距離に異性の顔があったら…っ!
もうすぐでキスしちゃいそうなくらい近いし!
何なの、この金髪くんっ!

