「実戦になると相手も打ってくるからな。サンドバッグやミット打ちより数段疲れるんだよ。……ところで高田と有馬は、開始から二十秒程黙っていたが、何をしようとしてたんだ?」
「あ、相手の様子を見ようと思ってました」
飯島に訊かれて康平が答えた。
「有馬もか?」
「……はい」
「ボクシングはぶっちゃけ殴り合う競技だ。自分が殴らなきゃ殴られるんだ」
飯島に続いて、梅田も二人に言った。
「スパーリングや試合で相手を殴る気が無かったら、その時点で負けなんだよ。分かったか?」
「はい」
有馬と康平は返事をしたものの、先輩と実力が大きく違っていた事もあって、複雑な心境になっていた。
「あ、相手の様子を見ようと思ってました」
飯島に訊かれて康平が答えた。
「有馬もか?」
「……はい」
「ボクシングはぶっちゃけ殴り合う競技だ。自分が殴らなきゃ殴られるんだ」
飯島に続いて、梅田も二人に言った。
「スパーリングや試合で相手を殴る気が無かったら、その時点で負けなんだよ。分かったか?」
「はい」
有馬と康平は返事をしたものの、先輩と実力が大きく違っていた事もあって、複雑な心境になっていた。


