綾香は康平を見てクスリと笑った後、弥生に訊いた。
「ところで弥生ちゃんの相談て、友達の為だったの?」
「いえ、自分の為ですよ! 小さい頃から空手をやってたせいか、足が太くて困ってたんです」
この日の弥生はピンクのジャージを着ていた。彼女はフィットしている太股を擦りながら言った。
「……でも弥生ちゃんは、そんなに太く見えないよ」
「私って肩幅があるからかなぁ? それでごまかしてるかも……。それと私、腰幅があってお尻も大きいんだよね。お風呂場で見ると気になっちゃうんですよ」
「ブッ!」
康平は飲んでいたコーヒーを吹き出す。
「康平ちゃん、何想像してんのよ!」
「ち、違うって! ……俺、先に勉強しに行ってるよ」
気まずくなった康平は、コーヒーを飲み干して立ち上がった。
「待ちなよ康平ちゃん! あんたには大事な仕事があるでしょ!」
「ところで弥生ちゃんの相談て、友達の為だったの?」
「いえ、自分の為ですよ! 小さい頃から空手をやってたせいか、足が太くて困ってたんです」
この日の弥生はピンクのジャージを着ていた。彼女はフィットしている太股を擦りながら言った。
「……でも弥生ちゃんは、そんなに太く見えないよ」
「私って肩幅があるからかなぁ? それでごまかしてるかも……。それと私、腰幅があってお尻も大きいんだよね。お風呂場で見ると気になっちゃうんですよ」
「ブッ!」
康平は飲んでいたコーヒーを吹き出す。
「康平ちゃん、何想像してんのよ!」
「ち、違うって! ……俺、先に勉強しに行ってるよ」
気まずくなった康平は、コーヒーを飲み干して立ち上がった。
「待ちなよ康平ちゃん! あんたには大事な仕事があるでしょ!」


