ロビーで三人がソファーに腰掛けた後、弥生が口を開いた。
「この前聞いたけど、綾香さんてバスケ部なんですよね。……バスケやってると脚が太くならないですか?」
康平と綾香は目を丸くする。康平は、弥生を綾香に対して失礼じゃないかと思った。だが、綾香は怒らずに答える。
「太くなっちゃうよ。……下半身が鍛えられるからね」
「ですよね。私の友達でも元バスケ部のコがそれで悩んでたんですよ。……ところで綾香さんはそんなに太く見えないんですよね」
「そんな事ないよ! 結構服でごまかしてるんだ」
「え、そうなんですか? 例えば?」
「例えばスカートを履くときなんかは、レッグウォーマー付きのレギンスで隠すようにしてるしね。今日のはデニムだけど、フィットしたものは履かないで、太股は服で見せないようにしてるよ。……康平、今の話は忘れてよね」
綾香に言われた康平は、どう反応すればいいか分からず、小さく頷いた後、上を向きながら缶コーヒーを口にした。
「この前聞いたけど、綾香さんてバスケ部なんですよね。……バスケやってると脚が太くならないですか?」
康平と綾香は目を丸くする。康平は、弥生を綾香に対して失礼じゃないかと思った。だが、綾香は怒らずに答える。
「太くなっちゃうよ。……下半身が鍛えられるからね」
「ですよね。私の友達でも元バスケ部のコがそれで悩んでたんですよ。……ところで綾香さんはそんなに太く見えないんですよね」
「そんな事ないよ! 結構服でごまかしてるんだ」
「え、そうなんですか? 例えば?」
「例えばスカートを履くときなんかは、レッグウォーマー付きのレギンスで隠すようにしてるしね。今日のはデニムだけど、フィットしたものは履かないで、太股は服で見せないようにしてるよ。……康平、今の話は忘れてよね」
綾香に言われた康平は、どう反応すればいいか分からず、小さく頷いた後、上を向きながら缶コーヒーを口にした。


