真優が僕を抱き締めた



「治っていってるかもしれないじゃん。良太にしかわからない苦しみだけど頑張るしかないし、私は良太のことを励ますことしかできないけど」



「真優がいるから生きたいって本気で思えるんだよ。子供の時から傍にいてくれてるし」



「自分から結婚を申し込んだんでしょ。ならシャキッとしなさいよ」



「わかった。でもさ、本当に不安で押し潰されそうなんだよ。あと何年生きていられるんだろうって」