ーーーーー 本当に嘘みたい… 私はケンの腕に包まれながら 想いを噛みしめる… 自分に自由は無いと 王宮のせいにして逃げていた。 それが ケンと出会ってから どんどん欲張りになって… ジイもイワンも社長さんも動いてくれて… 私に 選択する自由を与えてくれた。 それもこんなスペシャルな自由をー こんな未来が来るとは思ってなかった… ケンの存在を確かめるように 両腕を伸ばしギュッとしがみつく