その次の日
私は恥ずかしすぎて顔を見れなかった彼を
探そうと私の後ろに立っていた男子を探した

身長順でならんでやっとわかった
彼は朝日 翼
そこまでかっこいいとはいえないけれど
私の中ではかっこよかった

私は奥手だったから話しかけるのにも一苦労
3年生の時告白めいた手紙を友達に渡してもらった
「もえ絶対に私の名前をださないで!」
「ぜったいだよ!」
「うん!」
何回も念を押したのにあの子は喋った
お昼の掃除でカメの水槽を洗ってる時に
「おい篠原これどういう意味?」
朝日が聞きにきた
「なんでもないよ!友達に渡してって頼まれただけ!」
そう言って逃げ出した

それからまた少し話しかけにくくなった

4年生になって朝日と一緒のクラスになった