「あっ…こんにちは」 パッと目があったままどうしていいのかわからなくてお互いに固まっている。 沈黙が余計に話し始めにくくさせる。 『えっと…職員室に用事ですか?…ってじゃないと来ませんよね。じゃあ…俺行きます』 「あっ…ちょっと待って…!」 男の子は不思議そうな顔をしている。 それもそうだよね。 いきなり呼び止めたんだから。