見上げあおうよ




『紗乃先輩、また明日』



「明日ね」



そうお互いに言い合って、靴箱に向かう。



その後ろ姿を少しだけ見つめる。



隣から現れた友達とじゃれあっていて、なんだか微笑ましくなる。



緩む頬を両手で押さえながら、自分の靴箱へと向かった。