『大丈夫ですか?』



その声と同時に現れた背の高い男の子。




「えっ…あ…うん!…大丈夫だよ」




『いや、手伝いますよ』



そう言ってわたしの手に持ちきれなかったクラスの配布物をかかえる。




「あ…ありがとう。でも自分のクラスのは大丈夫…?」




『大丈夫ですよ」



わたしにそう言うと、隣にいた友達に『悪いけどクラスの全部持って行っといて。よろしくな』と言っていた。