「この子、寝不足とストレスで倒れかけだったのよ。」 先生は私たちに説明する。 「そうだったんですか…。 大丈夫なの?」 「ん。」 「そっか。」 「梨緒、お弁当食べに戻ろう?」 「あ、うん。 じゃあ、またね、真城くん。 ちゃんと、元気になって。」 「あぁ。」 真城くんの素っ気ない返事を聞き、私たちは保健室をあとにした。